駐夫です。
在米生活も2年目を迎え、昨年できなかったことをすべて達成する勢いで生きてる今日この頃。こちらも、昨年は行けなかったイベントの一つ。
毎年、夏至の日の恒例イベントとして、世界の中心・NYタイムズスクエア(TS)で行われる、無料の野外ヨガ教室。夕食準備を終え、帰宅した妻に後は任せて、NYへ向かった。
到着すると、普段は人で溢れるTSのど真ん中を封鎖。皆一様に、ヨガのポーズを取っている。なかなかの壮観だ。
このイベントは事前にネット予約が必要だ。朝から夕方まで、数レッスン×1時間が開かれる。金曜夕方ということで、完全に渋滞にはまり、予約していたレッスンには間に合わなかった。
しかし、ここは良くも悪くもテキトーな国・アメリカ。絶対にあきらめてはいけない。
次の枠の行列に並び、予約バーコードを女性係員にしれっと見せると、名前だけ確認されて、何の問題もなく入れた。しかも、女性は私が日本人と知るやいなや「日本語少しできる、頑張って!」などと、励ましてくれた。
並んでいる最中、お目当ての一つ・無料ヨガマットを無事ゲット。企業協賛品入りのグッズも頂き、いざヨガ会場へ。順に案内されたのは、ステージから3列目。ちょっと近すぎるが、講師の動きははっきり見えた方がいい。
ヨガマットを敷き、裸足になり、カラダを180度フルフラットに伸ばす。見上げた視界に広がったのは、夏至のマンハッタン上空に広がる青い空だ。実に気持ちよく、気分爽快だ。
普段、こんなところで寝そべったりしようものなら、通報されるか、周囲の警察官がやってくる。そもそも、人込みに溢れて寝そべれないかもしれないが。
肝心のヨガと言えば、数年前、区のスポーツセンターの「パワーヨガ教室」に3か月ほど、通った程度。元々、カラダは異様に硬く、小学校の頃は柔軟体操が苦痛で仕方なかった。
座って、足を伸ばすも、つま先に手が届かない。「ふざけてるのか」などと言われた記憶もある。無理やり背中を押されても、まったく届かなかった。
ヨガ自体は、ベテランの講師が軽快なリズムで分かりやすく説明しながら、導いてくれたので、付いていくのはそれほど苦ではなかった。しかし、1時間ぶっ通しで動き続けるのは、なかなかの運動量であった。言われるがままに、必死でやっていたので、どんなポーズをしたかはあまり覚えていない。
しかも、カラダはますます硬くなっている。ストレッチを地道に続けた方がいいかもしれない。
何とかすべてが終わった後は、カラダに良いことをした、、という満足感、非罪悪感が相重なり、何ともいえぬ充足感で満たされた。
NYの夏は屋外、野外イベントが満載だ。セントラルパークやブライアントパークでは、無料の演奏会、映画上映会、CBSやABCの朝の看板番組が開くコンサートなど、まさに山盛り。
いつまでいるのか分からない、期間限定の生活。多少、無理をしてでも、いろんなイベントに顔を出して、短い夏を楽しみたいものだ。