ちゅうおっとが暮らすニュージャージー州は、渡米から60日以内に、州独自の運転免許を取得しなければいけません。これをゲットすれば、新生活立ち上げ、セトルダウン、セットアップも終盤戦です。
書類を揃えたり、学科試験を突破した上で、1月9日、無事に取得することができました。
国際免許は1年間有効ですが、それはそれ、これはこれ。合衆国という形態を取っている米国は、連邦制でして、50州の集合体という仕組み。州が持つ権限が大きく、運転免許試験やら、消費税の税率などなど、州によって大きく異なっています。郷に入っては郷に従え、、つべこべ言っても始まりません。
north bergenにあるMVC(Motor Vehicle Commission)
書類で必要とされる6ポイントを満たし、日本の運転免許(プラス国際免許)を持っていれば、実技試験はパスされます。お隣、ニューヨーク州は実技もマストで、なかなか厳しいようです。
学科試験対策は、本当に多くの日本人の先達の皆様がブログ等々で記しています。それを参考に挑みました。基本的には「ニューヨーク便利帳」に載っていた予想問題と、地元自動車学校による問題ドリル(http://www.accudriving.com/home.shtml)しかしませんでしたが。
前日、便利帳の問題を解くと同時に、問題ドリルに集中的に取り組みます。いずれも、間違えた問題を集中的に繰り返し、得意とする一夜漬け、叩き込みで臨みました。50問中、40問の8割の正解が必要でして、しっかり勉強しなければいけませんが、短期的な詰込みで十分だと思います。
先達と重ならない範囲で、注意点などを挙げます。
・6ポイントの書類とは別に「I-94」のウェブコピーが必要。
これは結構、盲点です。パスポートにI-94がホチキスで止められていた時代と異なり、今はすべてウェブ上に記録が残っています。私は、これが求められることを知りませんでした。
窓口のおばちゃんに「必要だ。じゃないと受け付けない」と言われ、近所の図書館に駆け込み、ウエブにアクセスして、プリントアウトした後、出直しました。
・学科試験は、積み上げ方式で。
パソコンに向かい、ひとりひとりが黙つて問題を解きますが、50問中、正解が40問に達した時点で試験終了・合格となります。1問ごとに正否がわかるため、進捗状況が確認できます。問題は飛ばすこともできるので、自信のない問題は戦略的にどんどんパスし、正解を積み上げていきました。
自信のない問題にムリに突っ込み、間違えると、あまり心臓によろしくありません。「あと、何問しか間違えられない」というよりは、「あと、何問正解すればいいんだ」という方が、よいでしょう。
9時15分過ぎに、会場に到着し、窓口のおばちゃんが放り投げるようにして、免許をくれたのが約3時間後。全体的に、事務処理能力が低く、来場者と比べ、対応人数も少ないため、時間がかかりますね。
アメリカ的雰囲気を感じながら、何とか写真付きの免許を取得し、ホッと一息です。ソーシャルセキュリティーナンバーが送られてきたときと同様、また一歩、アメリカ生活の基盤が固まったことを実感した瞬間でした。