駐夫です。
朝晩どころか、日中もだいぶ冷えてきた米東海岸。朝は、摂氏10℃を下回り、ひとケタ台が普通になってきた。
果たして、その東海岸とは、どこを指すのか。今日は少しばかり、野村監督並みのボヤキになってしまうが、少しばかりお付き合いを頂けたらと思う。
お題は「ニューヨーク(NY)とニュージャージー(NJ)の違い」!
ニュージャージー側から眺めるマンハッタンは、ただただ美しい
名前が違うという突っ込みもあるが、無論それだけではない。
主に首都圏在住の方は、思い浮かべてほしい。ニューヨーク(ここではマンハッタン区を指す)が千代田・中央・港の都心3区とすれば、ニュージャージーは川口、浦安、川崎みたいなものだ。
マンハッタンの西を流れるハドソン川をトンネルで潜るか、橋で渡れば、そこはもう自然豊かなニュージャージーだ。川口から荒川、浦安は旧江戸川、川崎からは多摩川を渡れば、都内に入る。共通するのは、都心に通う人が多いベッドタウン的存在であること。川によって隔てられている点も同じだ。
人々がニューヨークと聞いて、想像するのは、自由の女神、セントラルパーク、エンパイアステートビル、タイムズスクエア、5番街等々だろう。自由の女神は微妙だが、これら世界に知れ渡る超有名スポットはすべてマンハッタンにある。
やはり、ニューヨーク=マンハッタンだ。そのマンハッタンはニューヨーク市の1つの区。他に、ブルックリン、ブロンクス、スタテンアイランド、クイーンズの合わせて5つの区がある。俗に「ファイブボロー」と総称される。
さて、ここからが本題。
マンハッタンのアパートなどに住む人は、正真正銘のニューヨーカーと言えよう。例え、日本時代に地方で暮らしていたとしても、地方出身であったとしても、NYに来て、マンハッタン住まいとなれば、ニューヨーカーと名乗る資格はある。
しかし、彼、彼女らがマンハッタン以外の住人をバカにするのはいかがなものか。特に、ニュージャージーはバカにされる度合いが相対的に極めて高い。
「パスポート持ってきた?」
「川を泳いできたの?」。
こんな冗談に、渡米当初は軽くスルーしていた。今も、真剣に怒っているわけではないが、港区に自宅マンションを残し、今はNJに住んでいる駐夫としては、あまりいい気持ちがしない。正直に言えば、不愉快だ。
マンハッタンに住んでいるというステータスは、前世というか、前居住地を忘れさせるほどの破壊力があるのは間違いない。舞い上がってしまうのも分からなくはない。
人間、上を見て目標に掲げるタイプと、下を見て自分の現在地を確認するタイプがいる。基本的には、下を見て安心する人の方が圧倒的に多いのだろう。そう考えると、少しは、他をバカにする気持ちも理解できるような気がする。
でもねえ・・・。
日本に戻ったら、どこに住むのだろう。現実を目の当たりにし、あの数年は幻だったのか、と帰国してから思いませんようにね、と他人事ながら思う。
マンハッタンに住んでても、よほど高層階に住まない限り、夜景は見えない。東京のタワマンと一緒で、高層階の人々は、低層階の人に金銭的にも物理的にも支えながら暮らしている。
世界のどこでも、高層階の人は背を伸ばす必要もなく、余裕を持って生活しているものだ。それは、ある意味、身の丈に応じた暮らしぶりだ。
マンハッタン < ニューヨーク市 < ニューヨーク州 どんどん範囲を広げると、あのナイアガラの滝は実はニューヨーク州にも面している。
ニュージャージー州の別名は、ガーデンステート。自然豊かで、この時期は果物狩りに出掛ける人が多い。
いいじゃない、NJ。
狭いアパートと違って、芝生もあるし、ベランダも、玄関もあって、靴がしっかりと脱げる。マンハッタンのアパートみたいに、室内のカーペットの上に靴を置く必要はない。
これにて、深夜のボヤキ終了。寝ます。
※追加
ニュージャージーからマンハッタンに車で渡る際、橋のジョージワシントンブリッジ、いずれもトンネルのリンカーントンネル、ホランドトンネル。以上、3つの手段がある。
NJからNYに行くときは、なんと15ドルも取られる。昔で言う箱根や白河の関所みたいなものか。「NYに来たいなら、通行税15ドル払え。払えないヤツは来るな」みたいな感じだろうか。
ちなみに、NYから出る際は、無料だ笑
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