駐夫です。
1年の節目を迎えて記す第2回は、アメリカあるある!
この1年間の日々で感じた、数々の驚きを紹介してみたい。項目別に羅列するスタイルでお届けする。
これは、渡米直後に書き残しておきたかった記事。アップした後も、次々と思い出すはずなので、その都度、追加更新する予定。
【買い物】
・とにかく、店舗面積が巨大。日本でもおなじみのコストコ(こちらでは、コスコと発音)やIKEA(こちらの発音は、アイケア)のほか、ウォルマート、ターゲット、ホームデポ等々、その広さに圧倒される。
ホームデポは、浴槽やトイレ、キッチンなど、一軒家を建てる時に必要なものがむき出してそのまま売っており、一見の価値あり。
・野菜の色がカラフルで巨大、フルーツが山積み。さすがは、農産大国でもあるアメリカ。グローサリーストア(いわゆるスーパー)は、歩いて見てるだけでも楽しい。主夫で、料理を担当するようになってから、食材に詳しくなったため、興味津々だ。
色の豊富さで一番驚いたのは、パプリカ。大きさで驚いたのは、ナスときゅうり。反対に、細くて使いにくいのが人参。
・1ドルでも普通にカードを使う。カードを使う際のハードルが低い。水1本買うにも、お菓子1つ買うにも、すべてカード。日本のように、店員に渡すことなく、手元にあるカードリーダーに差し込めば、認識されてOK。サインは必要な場合と、不要な場合それぞれ。
店員は、領収書を無造作にレジ袋に突っ込む。日本では、毎月の支払い時に、カード明細と領収書をひとつひとつ照合していた。こっちで、それをしていると、キリがない。渡米してすぐ、レシート管理はしなくなった。節目節目で、カード明細をざっと見て、あまりにもおかしいのがあれば、スキミングを疑うなどしたほうがいいかもしれない。
・クォーターなどのコインが邪魔、財布を持たなくなった。カード大国なので、現金を使うことが激減。渡米早々、財布を持つのをやめ、紙幣とカード数枚が入るマネークリップを購入した。必要最低限の紙幣と、銀行カード、クレジットカード、免許を挟み、外出時はこのマネークリップだけで十分だ。
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・50ドル、100ドル紙幣は受け取ってもらえない。20ドル紙幣が主流で、他には10ドル、5ドル、1ドル。高額紙幣は、偽札だと思われるため、使えないことも多い。仮に受け取ってくれても、店員は表を見て、裏を見て、透かして、入念にチェックする。
1ドル紙幣は、チップとして何かと使うので、多めに用意しておいたほうがいい。
【銀行・カード】
・ドライブスルーの銀行ATMがあちこちにある。これを初めて見たときは、正直凄いと思った。降りずに、現金を引き出せるのは確かに便利だ。ATMの上には、屋根が付いており、濡れる心配もなし。さすがは、自動車大国。
・チェック(小切手)を普通に使いこなす。渡米当初、やたらと「チェック」をあちこちで連呼され、困った。そう、米国は小切手文化なのだ。モノを買って、そのまま持ち帰る時は、カードを使用。家賃や学校の授業料、当局への書類請求など、サービスに対して支払う時、チェックで支払うことが多い。
銀行で口座を作ると、数日後、チェックブックが送られてくる。口座名義人の名前が一枚一枚に印字されたチェックが冊子になっているものだ。使用時は、チェックを取り出し、支払先と金額(数字と英文で)、メモ欄(何への支払いなどかを書く)、サインを書いて提出する。
最初は、この書き方の要領が分からず、本当に苦労した。今となれば、ササーッと書けるのだが。
反対に、自分がもらう時もある。その際は、自分の口座がある銀行にチェックを持っていけば、現金と交換or口座に入れる、かどちらか選べる。
・デビットカードが流通している。私の場合、銀行カードはデビットカードを兼ねている。お店でモノを買う時、カードを示すと「credit? debit?」などとよく聞かれる。カードの利用残高がリミット超過してるが、口座には現金がしっかり残っている時などは便利。
もう一つ便利なのが、支払時に、現金も同時に引き出せる点。例えば、10ドルの品物を買う際、カードリーダー画面を操作し、希望額を引き出せる。わざわざATMでおろす必要がない。手数料も不要。他行のATM利用時の手数料が3ドルとか普通なので、ばかばかしい手数料支払いを避けられる。
・カードを割り勘で使える、スプリットは本当に便利。これも初めて知った時は、本当にびっくりした。例えば、3人集まってレストランで食事をし、テーブルチェック(カウンターで支払うことはまずない)をするとする。3人がおもむろにそれぞれのカードを店員に渡し、スプリット=割り勘する旨を伝えればOK。
3人分のカードとレシートを店員が持って戻ってくるので、レシートの名前をそれぞれ確認し、自分のサインとチップ額を記入する仕組みだ。割り切れない時は、微妙に額が異なる。