駐夫です。
このところ、ツイッターを通じて、駐夫と知り合う機会が増えている。
ただただ、嬉しい限りだ。
自らのキャリア形成に向き合い、逡巡した人も、即決した人も、配偶者・パートナーの海外赴任に同行し、異国の地で慣れない家事・育児に格闘する。
まさに志を同じくした「同志」。
何度も書いているが、女性がこれだけ社会進出を果たしているのだから、その延長線上に、女性駐在員が増えるのは当然の成り行きだ。配偶者・パートナーがいる女性駐在員は、駐夫のサポートを受けながら、国外で仕事に邁進する。
男性に比べ、女性は比較的自由な生き方をしている、と世間一般は理解している。無論、その自由も、獲得した自由もあれば、否応ない自由もあるだろう。
かたや男性は、日本式三種の神器に守られて、ひとつの会社で勤め上げるのが美徳であり、常識とされてきた。家父長制のもと、男が一家を守り、家族を支える。転勤辞令1枚で、家族の状況は置き去りにしてまでも、一家揃って転居するのが普通であった。
しかし、それは、女性は家に入るのが当然視されてきた時代の風習だ。
その後、単身赴任の男性が増え、家族と離れ離れで暮らす「悲劇」のケースが次第に一般化してきた。
翻って現在。海外転勤に話を絞るが、女性を単身赴任とさせない、ならないようにすべく、家族一緒に異国で暮らすことを決断する男性が増えてきている。私の肌感覚でも、強く実感する。
男だって、多様な生き方をしていいじゃないか。一時、キャリアを中断しても、その間の経験は計り知れない財産になるはずだ。何しろ、人としての幅が広がり、深みが増し、奥行きが出てくる。
それが強みとなり、その後の人生にプラスの影響を与えることは間違いない。そう確信している。
フェイスブックに、「世界に広がる駐夫・主夫友の会」グループを立ち上げたのは、今年の年明けのこと。4人でスタートした会は、駐夫経験者の元駐夫を含め、実に24人まで拡大してきた。
会の管理人・主宰者として、今後さらに、この会をパワーアップすべく、いろいろなアイディアを練っている。
読んでる方々で、周りに駐夫がいたら、是非知らせてください。グループにスカウティング致しますので!!