4週間の滞在を終え、帰米しました。
滞在のうち、半分が自主隔離ということで「何だかなぁ」という思いではありますが、日本国政府の取り決めなので、致し方ありません。
タクシーも含めた公共交通機関は利用禁止、不要不急(買い物・通院は可能、と羽田の係員に確認済み)の外出も禁じられました。
私のように、自宅隔離者以外のホテル・民泊代は自腹。空港からは、ハイヤーしか移動手段はなく、トータルでは、それなりの出費となりました。
必要に迫られ、隔離承知の上での一時帰国とはいえ、多少の理不尽を感じつつ、なかなか長くて長い日々でした。
ちなみに、米国入国時の検査は何もなく、入管職員からも隔離云々の言及なし。NJ州は「日本からの移動者に対し14日間の自宅隔離を『推奨』しているが『義務』ではない」(ny総領事館メールより)とのことです。
行き同様、帰りの様子を以下に記します。
JAL006便 羽田→JFKです。
【羽田第3ターミナル】
往路時のJFK同様、ターミナルはガラガラでした。
ターミナルに隣接するホテルから、人をよける必要もなく、JALカウンターへ。並ぶことなく、極めてスムーズにチェックインしました。
行列なしの荷物検査場を速やかに通り抜けた後、出国審査は機器にパスポートをかざして、こちらも並ぶことなく終了。荷物検査で、ハンドサニタイザーは、おとがめなし。
フードコートのうち、開店していたのは半分。ブランドショップは開いておらず、免税品店はオープンしているものの、相対的に店員が過多。ターミナル端にある書籍・ドラッグストアは開店していました。
サクララウンジは閉鎖しており、4階のファーストクラスラウンジを利用できました。
名物のカレーをはじめ、寿司、朝食御膳、ラーメンなどを提供していました。閲覧用の新聞、雑誌はなし。ラウンジ内の人数は、最混雑時で50%ぐらいでした。
前後しますが、出国前のターミナル内で開いているのを確認したのは、すき焼き、寿司、ラーメンの各店舗、吉野家、モスなど。いつもお世話になる改造社書店や伊東屋は閉店で、茅乃舎の出汁を売る土産店も営業していませんでした。
【機内】
体温測定なく、機内へ。195席の機材に、乗客は約60人。
ビジネス、エコノミーとも余裕を持って空席を使用。往路と同じく、フライトアテンダントは、マスク、手袋、配ぜん時はフェイスシールドを着用。対策は万全の様子。なお、彼女らに尋ねると、クルーは日本入国時も検査対象にはならないとのこと。
機内エンタメ、機内販売は通常通り。トイレにはノンアルコールのサニタイザー完備で、頻繁に清掃してくれていました。
搭乗直後、いつも通り税関書類を配布され、記入しましたが、今回は提出する機会がありませんでした。(理由は後述)
【JFK第1ターミナル】
入国審査場名物?の大行列を経験しなかったのは初めてです。到着時、係官以外は誰もいませんでした。
質問は、滞在国はどこか。1万ドル以上の現金やタバコ、アルコールは持っているか。VISAの種類の確認など。
親指以外の右手を機器上に置いた後、マスクなしでの顔写真撮影を終え、無事入国しました。隔離云々についての言及・注意は一切ありません。体温測定、ウイルス検査もなし。
その後の荷物ピックアップ場も、当該便以外の乗客はおらず閑散。日本と異なり、有料カート(確か6ドル)に荷物を載せた後、税関書類を渡して出口へ、、
となるはずが、ここから先が今回は異なります。
Agricultural Quarantineへ誘導され、進むべきレーンを係官に振り分けられます。順番が来ると、パスポートを手渡し、入国審査時同様、現金、タバコ、アルコールについて聞かれます。
機内に持ち込んだスーツケースを広げるよう求められ、かなり念入りにチェックされました。その後、機内持ち込みのバッグも検査されました。
他のレーンに並んでいたJALのクルーがすべての荷物を広げさせられていたため、全スーツケースのチェックを覚悟していましたが、幸いにしてこの2つで終了。ここでも、隔離云々を言われることなく、無事通過できました。
着陸後、ここまでで50分。最短記録です。
到着ターミナルでは、イエローキャブやライドシェア、ハイヤーの車寄せも閑散としていました。イエローキャブは数台待機していたと記憶しています。ライドシェアも、呼べばすぐ来る模様でした。