ニュージャージー

一時帰国に向けて、心境の変化を思い知る

このほど、一時帰国する運びとなった。

昨年12月の渡米から5か月。

「もう5か月」か「まだ5か月」かは、その日の気分によって、受け止めが大きく変わる。

久々の祖国・日本。人々が半袖になり始める新緑の候、一番好きな季節のひとつだ。

ただ、なぜだろう。もっと興奮するのかと思ったが、案外落ち着いたものだ。

そんな自分に心なしか戸惑ってしまう。

渡米直前、直後は「すぐにでも一時帰国する」気満々だった。

一時帰国したら、○○を食べて、△△に行って、××と会う・・・。

当時はいろいろ考えていた。

今回の一時帰国、それなりに予定は詰め込んだが、予定を入れるペースは

緩やかだった。

盛り上がりに欠ける自分の心境を考えるにつけ、新生活に慣れたという証左なのだと思う。

初めての異国暮らしで、駐夫(ちゅうおっと)になるということに不安で

しょうがなかった。

渡米前後は、準備に夢中で、自分を客観視する暇もなく、ただただ時間が過ぎていった。そんな日々を支えていたのは、すぐにでも一時帰国するという願い、実現させるんだとの思いだった、と今振り返って考える。

今や、こちらでも友人がどんどん増えているし、我が子もとにかく楽しみながら、暮らしてくれている。素晴らしい季節を迎え、気持ちも高まる。

今回の一時帰国、そんな冷静な自分を極力、客観的に捉え、渡米前後と相対化し、心境の変化を楽しみたい。

5か月間、米国で外国人として暮らすことで、日米それぞれの社会が抱える表と裏、プラスとマイナスがいろいろ見えてきた。

自分の国を客観的に見ることができるのが、海外で暮らすことの主たるメリットだと思う。日本と米国を相対化し、知見を高め、ブログのネタ探しもしてみたい。

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ちゅうおっと
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