駐夫・主夫としての心境

先輩駐夫の本に刺激受ける    日本から、お取り寄せ

 駐夫です。

 久々の更新となります。

 きょうは珍しく、書籍の紹介。

 記事執筆などアウトプットを続けていくには、インプットを絶えずしていないと、いずれ限界がくる。いわゆる充電をしておかないと。

 今回の吸収は、先輩駐夫さんが記した新書から。著者は、時事通信の一線記者を辞し、専業主夫として、奥様の英国転勤に子連れで同行した方です。

 ジェントルマンで知られている英国にいざ住み始めたところ、そのイメージとはまるで異なる日常が広がっていたことに驚き、実例をもって紹介。学校、食、住の3点を中心に、軽妙なタッチで、具体例をふんだんに盛り込み、時にはユーモアを交え、ぐいぐい引き込まれます。

 渡航国は違えど、同じ業界で、同じ境遇に置かれた方の話が参考にならないはずがありません。共感すること多々あり、自分の経験とも多くの点でオーバーラップし、即読了いたしました。

 アマゾンジャパンは、日本の書籍を貨物専用飛行機にて、ほんの数日で海の向こうまで届けてくれます。最近は、キンドル版がかなり充実しており、スクリーンで読むことばかりでしたが、やはり良い本は手にとって、味わうようにページをめくり、そして自分の手で線を引きながら読みたいものです。

 今回は日本から取り寄せましたが、本書はキンドル版もあります。

 

 著者が渡英したのは、2011年夏のことです。

 当時を回想すると、東日本大震災の惨禍がまだ続いている中、永田町では激しい政争が行われていました。

 私には、まだ子どもはおらず、子を持つという実感すらない時です。実に恥ずかしい告白ですが、ベビーカーを押した親子連れを「邪魔」などと思ったことも、一度や二度ありました。

 そのころ、専業主夫として、海外に渡った先達の皆様の苦労は相当なものがあったに違いありません。今でも大変なのですから、私の想像力を遥かに超えます。

 当時、駐夫という言葉は殆ど流布してなかったと思われますが、今回の読書を通じ、先輩駐夫の皆様が困難な道を切り拓いてくださったからこそ、今があるのだと、あらためて痛感した次第です。 

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ちゅうおっと
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