2020年の出来事

自粛生活を乗り切る3つの秘訣   Week10に突入した米・東海岸 

 駐夫です。

 10週目に突入した米国・東海岸より、この間の経験を踏まえて、いかに家庭内で、争いや喧嘩、いさかい、さらには言い争いetcを避けながら、生活していく秘訣を3点お示しします。

 争いとする以上、普通は夫婦間の話ですよね笑 

 勿論、そう受け止めてくださって結構です!

 

Contents

あえて言わなくてもいいことを言わない

 「長い髪の毛が落ちてるよ」

 「2階の窓、開けっぱなしで寝たでしょ」

 「ゴミ出し忘れた?」

 こんなことを、ついつい言ってしまいがちですよね。小姑的な小言、みたいな感じになりましょうか。

 平時なら、こんなことを言われても「ごめんね」「悪かったね」で済みます。言われる方も、素直に受け入れる精神的余裕があるからです。

 ところが、在宅勤務が続き、子どもの学校閉鎖も長期化するとなると、お互い慣れない日々が続くことで、程度の差はあれ、ストレスが溜まっているのは指摘するまでもないでしょう。

 自分の心に余裕があって、他人の発言を率直に耳を傾け、非を認めるような心持ちを保っている人は、なかなかいないと思います。

 そんな時・・・・

 上記のようなことを言われると、心の奥底にある何かが暴発、爆発し、制御が効かなくなる恐れがあります。自制心を失い、自らを見失う、、しかし、お互い、自宅にいないといけない。近くには、子どももいる。

 これは、悲劇を招きます。間違いなく。

 例で挙げた上の3つは、究極的に考えれば、そんなに困ること、実害があることではありません。

 髪の毛が長かろうと、短かろうと自分で拾えばいい。

 窓が開いていても、2階なら防犯上、それほど問題でもない。

 ゴミは次の収集日まで待てばいい。

 要は「自分で解決、処理できることは、わざわざ、敢えて口に出さなくてもいい」ということです。

 口は禍(わざわい)の元。その一言が、命取りになりかねません。今次においては、若干ニュアンスは異なるかもしれませんが、やはり、言わなくても、自力で何とかなることは言わない。

 見なかったことにする。

 まさに、日光東照宮の「見ざる聞かざる言わざる」の境地ですね。

感謝の気持ちを忘れずに、率直に伝える

 関連しますが、近すぎるほど、近くにいる、こんな時ほど、ストレートに感謝の気持ちを伝えた方がいいでしょう。

 長年連れ添っていれば、言わなくても分かるということもあるかもしれませんが、やはり、言葉にしないと相手の心には届かないし、響かない。

 どんな些細なことでも構いません。

 

 美味しいごはんを作ってくれた時。

 命がけで、買い物に行ってくれた時。

 黙って、ホカホカのコーヒーをサッと渡してくれた時。

 

 黙っているより、何かを言われた方が、当たり前ですが、相手は嬉しく感じます。言った方も、言われた方も、気分が良いのは言うまでもありません。

 そして、それはすべてのことについて、良い方向に進む、というか悪い方向に進まないための処方箋となることでしょう。

 一緒にいられる時間が長いこんな時ほど、付き合い当初、結婚当初の気持ちを思い出し、相手を尊重する気持ちが大事ですね。(一貫して、ラブラブの方には失礼)

 

気楽、前向きに考え、安定した心を保つ

 言うは易く、行うは難し。

 そうは言われても、と思われるかもしれません。

 しかし、ポジティブシンキングであることは肝要です。

 コーセラ(https://ja.coursera.org/ 

で以前受講したことがある、ペンシルバニア大学の著名教授・セリグマン氏による、ポジティブ心理学の講義は圧巻でした。

 もともと、かなりの悲観主義者であった私ですが、何かと前向きにさせてくれる米国の空気感、それに加えて、セリグマン教授の講義に接したことで、あらゆる考え方が好転しています。

 パートナーとの関係は、気持ちがポジティブであれば、上述の2項目も簡単にクリアできます。不要なストレスから無縁となり、多少、不安なことがあっても、それほど障害にならなくなります。

 親が不安に陥り、ストレスを溜めるだけでなく、辺り構わず当たり散らしていると、子どもは敏感に反応します。親のストレス、不安が伝播し、子どもに相当な悪影響を与えるでしょう。

 子どもへの視線も厳しくなり、自宅学習の要求水準が上がると、親の求める基準を満たせなかった場合、怒り(叱りではありません)が爆発し、イライラばかりが募り、子どもはあたふたするどころか、涙を流すことにもなりかねません。

 

 事態は長期化しています。わがニュージャージー州では、9月上旬の夏休み明けまで、学校が閉鎖されることになりました。3月から閉鎖してますので、半年間、1年の半分もの期間、学校に行けない計算になります。

 妻の在宅勤務もいつまで続くのか、皆目見当がつきません。

 

 4月初旬に公開された日経DUALの記事https://dual.nikkei.com/atcl/column/19/033100068/033100002/?i_cid=nbpdual_sied_ssealist

  の最後で、以下のように締めくくりました。

 

考えてみれば、後にも先にも家族全員が一日中家で3食を共にし、絆を強めながら24時間過ごすことなんて、二度とないでしょう。ある時点で「かけがえのない、すてきな毎日を生かされているのだ」と気付いてからは、すべてが前向きに考えられるようになりました。「軟禁生活」を楽しむぐらいの気持ちで、連日過ごしています。

 この思いは今も変わっていません。

 引き続き、何とか上記の3点を肝に銘じながら、健康に気を付けつつ、過ごしていきたいと思っています。

 

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