駐夫です。
早いもので9月を迎え、朝晩だいぶ涼しくなってきた東海岸。渡米から、9か月が経過しようとしており、月日の流れのスピードを実感する次第だ。
さて、昨日から妻がこちらに来てから初の海外出張ということで、娘と息子を一人で面倒をみなければならない「10日間の完全ワンオペ」がスタートした。
ついに来るべき時が来たというべきか。
これを乗り越えてこそ、名実ともに駐夫&主夫になったといえるかもしれない。
ところが・・・
ご愛読どうもありがとうございます!! 皆様のおかげです!
早くも壁にぶち当たってしまった。
二晩続けて、寝かしつけ時に娘から「パパなんか、大っ嫌い、ママぁ、ママぁ」と
泣かれたのだ。大声でわめかれ、大粒の涙を流し、暴れまくる。
それに対して、ほとんど何もすることができない。
「早く寝よう」「泣いてもママは帰ってこないよ」「ママがいないとイヤだよね」「あした、どこ行こうか」・・・
どんな言葉も意味をなさない。5歳児にこんな言葉が響くわけがない。そして、
「パパなんか、大っ嫌い」と繰り返される。何度も、何度も・・・
昔、女の子達から「あんたなんか、大っ嫌い」と何度か言われたことはあれど、比べ物にならないぐらい、凹む。とにかく凹む。立ち直れないぐらいのパンチを浴び続けた気分だ。
いくら駐夫だ、主夫だ、イクメンだ、、と言われたところで、
やはり、ママの替わりにはなれないのか?
そんな無力さにさいなまれ、なかなか寝ない娘に、つい大声を張り上げてしまう。
残されるのは自己嫌悪だけだ。空しい。悲しい。感情の持っていき場を失う。
母性と父性、どちらも大事だろう。しかし、子どもにとって、必要なのは、やはり母性だ。今回、はっきり分かった。
かといって、何かを諦めるとか、もう育児をしないということでは勿論ない。(現実問題としてそんなことはできないが)
ここはもう、父親としての限界、臨界点を知ったうえで、子どもたちに向き合った方がいいということを悟る段階だ。そうすれば、気も楽になるし、私がそうであればこそ、子どもたちもハッピーになるであろう。
どちらかといえば、息子の方が「ママ、ママ」と泣き喚くと思っていた。男の子にはママだろうから。
ところが、息子はケロッとしたものだ。朝になって「お姉ちゃん、昨日、ママ、ママ、泣いてたね」と私と娘の前で平然と言いのけては、娘に怒られていた笑
娘は何とか、いつの間にか収まり、スヤスヤ寝てくれた。
娘と息子の何とも言えないぐらい可愛すぎる寝顔を見入りながら、起こさないように、頬っぺたにそっとチュ~をし、また明日を迎える。
3日連続ギャン泣きするだろうか、それとも・・・