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子どもの病気を見るのは何よりも辛い 

駐夫です。

長女がまさかのインフルエンザに罹患した。型はA。幸いにして薬の効果で、既に快方に向かっており、まずは良かった。

今回、熱の上がり方が尋常じゃないので、ただちに小児科に駆け込んだのが結果的にも良かった。駆け込み先は、ホームドクター、いわゆる、かかりつけ医だ。

いくら医療費が高い云々といっても、異国で素人判断を、しかも子どもの病気に関して、するのはあまりにもリスクが高すぎる。金に糸目をつけず、すぐに病院に行ったほうがいい。

診察後、タミフルを処方された。子どもにタミフル・・・と言えば、服用後、飛び降りるなど異常行動を起こすことが多かったはず。ドクターに確認するに、しっかり見といてください、、とのこと。まあ、そりゃ、見てますよ、勿論笑

こちらの医者は、州独自の処方箋用紙に手書きで記入。それを持って、ドラッグストア(CVS、Rite Aid、Walgreensなど全米で展開中)の薬処方コーナーに行く。受付カウンターで、処方箋を渡し、保険証を見せ「誕生日は」「アレルギーはあるか」など聞かれる。

受付時に「何分後に来て」「テキストメッセージで送るから」「マイクで呼ぶ」だの言われ、出来上がった薬を受け取る。支払額は保険にもよるが、ウチの場合は最高でも20ドル。

ちなみに、薬の受け取り前後に関し、日米の相違点としては、

①町薬局みたいなものは見たことがない。ドラッグストアチェーンでの受け取りが主流

お薬手帳のようなものは、なし。

③薬局で再度、カルテのようなことを書く手間はない。

④アプリやテキストメッセージなどで、出来上がつたことを知らせてくれる。

などなど。IT化が進んでいる点は便利だと思うが、日本のように必ずしも病院の近くにドラッグストアがあるわけでもなく、そこは面倒だ。

アメリカのタミフルは液体でした

我が子が高熱やら病気で苦しむのを見るのは、親として本当に辛い。辛すぎる。変われるものなら、変わってあげたい。ムリとわかっていても、心よりそう思う。

記者時代、よく県庁や市役所の記者クラブに「〇△くんを救う会」とか「✖◇ちゃんの渡米手術を実現する会」などの皆さんが、難病に見舞われたお子さんに対する支援を呼びかけるための会見をするために訪れたのを何度も見ている。

「日本で臓器移植を待っていたら、時間がありません。実績も豊富なアメリカの病院で手術するには、〇億円必要です。どうか、△△ちゃん・くんを助けてください。メディアの皆様、よろしくお願いします」。

お子さんの病状を写真や映像を用いながら、親御さんや支援者が説明する。こういう話は何度聞いても、胸が痛む。鼻や口にコードをつけられ、ベッドの横には点滴台や機器が並ぶ。

まだ、人生が始まったばかりのお子さんたち。ハイハイや歩くことも許されず、一日中病院で過ごす。親御さんは、難病で生まれてきたわが子を一刻も早く助けたい気持ちでいっぱいだろう。当たり前だ。

できるだけ大きい記事になるよう、デスク(原稿をチェックする人)に掛け合い、写真を付けて、文末には、連絡先や振込先の銀行口座を付け加える。どれほどの手助けになったか分からないが、記事をボツにするよりは良かったに違いない。

当時は、まだ結婚もしておらず、子どももいなかった。2人の子を授かり、未熟者だが父親にしてもらった今。いつも元気なわが子が、ぐったりして言葉が少なく、食欲もない様子を見るにつけ、子を守る責任をあらためて実感する。

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ちゅうおっと
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