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1年以上かけてEAD(労働許可証)取得 届かない場合、どうすべきか?

 駐夫です。

 

 このほど、米国でも働くことができるEAD(労働許可証)が届きました。

 

 思えば、まだ「新型コロナウイルス」などというものは世になく、今とは別世界が広がっていた2019年7月。就労意欲はともかく「いざとなった時のためにという保険」ということで、申請しました。

 

 それから待つこと、実に1年2カ月。是が非でもすぐに就労、ということはないので、たまにUSCIS(移民局)のサイトで進捗度をチェックしていましたが、さすがに1年経って、これはおかしいだろうと。

 

 いくら、現政権であらゆる行政処理が遅滞していても、それにウイルス禍が輪を掛けたにしても、あり得ないという思いに至り、即行動しました。

 

 申請の必要書類、途中経過のチェック方法やらは、他の詳細ブログに譲ることとします。

 

 ここでは、私が使った「必殺の方法」をお教えします。これを使ってから、効果てきめんすぎて、もっと早く知ればよかった、、といくばくか後悔しました。

 

 

https://twitter.com/chu__otto/status/1304447286450302978

 

Contents

申請→取得までの時系列

【2019年】

 7月22日   近くの郵便局から郵送

 

 7月25日   当局から24日に受領した旨の連絡あり

 

 7月29日   書面の受領通知が郵送で届く

 

 何の音沙汰もなし

 

【2020年】

 1月 9日   追加の書類を送るよう求める書面が郵送で届く

 

 1月10日   要請された書類(夫婦2人分のI-94)を郵送

 

 再び音沙汰なし 

 

 4月 2日   USCISのサイト    (https://egov.uscis.gov/casestatus/landing.do)で「書類を受領した」旨の表示 

  

 音沙汰なし笑  USCISサイトの表示は「Correspondence Was Received And USCIS is Reviewing It」のまま

 

 7月21日   USCISのサイトから、状況をただすべく問い合わせ

 

 7月31日   「あなたの処理工程は、通常のプロセス通り。こちらが書類を受け取った4月2日から、新たな90日間の期間がスタートしている」との回答。(既に、この時点で90日が経過済み笑) 

 

 8月17日   オンブズマン Ombudsman’s Office(www.dhs.gov/topic/cis-ombudsman)というのがあるのを知り、早速情報、現況等々を入力して提出

 

 9月 3日   USCISサイトの表示が「New Card Is Being Produced」に切り替わる。動きあり!!

 

 9月 9日   USCISサイトの表示が「Case Was Approved」に切り替わる。

 

 9月10日   USCISサイトの表示が「Card Was Mailed To Me」に切り替わる。

 

 

 9月10日   オンブズマンから「We have reviewed your request for case assistance and determined that USCIS recently issued a decision or other notice of action regarding the application/petition referenced in your request for case assistance.」とのメール。顧客満足度を尋ねるサーベイも添付

 

 9月11日   USCISサイトの表示が「Card Was Picked Up By The United States Postal Service」に切り替わる。

 

 9月14日   USCISから、EAD発行・送付を知らせる文書入り封筒が届く。いわゆる、NOTICE 

 

 9月15日    PRIORITY MAILにて無事到着!!!   USCISサイトの表示が「Card Was Delivered To Me By The Post Office」に切り替わる。

 

 

最初の段階でのミス

 書類をすべて揃えて提出し、何度もチェックしたはずでしたが、超重要な書類の添付忘れをしていました。外国人が米国に滞在する上で、ある意味では、VISAよりも大事な書類。

 

 それは、I-94です。

 

 完全なミスです。必要書類の資料を見落としたのか、どうだったか、昔すぎて理由は覚えていませんが、自分のI-94しか添付せず、妻のモノを添付し忘れました。

 VISAの主体となる配偶者のI-94が必要とは、盲点でした。USCISのサイトで、見落とした可能性大。再提出の時は、あらためて私と妻、夫婦2人分のI-94を送付するよう求められました。

 

 一義的な遅れは、I-94の添付を失念したことが挙げられます。おそらく、これによって、処理順位が大幅に遅れたのではないでしょうか。加えて、現政権になってのあらゆるプロセスの遅れというのが相まったのが真相ということだと思われます。

 

 ただ、、、

 

 追加資料となるI-94を送るよう知らされたのは、7月の書類提出から、約半年後の1月です。これ自体が、どうにもこうにも腑に落ちません。最初から、書類を完璧に揃えないとダメ、という証なのでしょうかね。

 

 

そして、頼った先は

 

 申請から1年経過、これはさすがにおかしい、ということで、USCISに問い合わせましたが、見事なまでの塩対応をくらいました。詳細なサイトには、さまざまな対処法が載っていましたが、どれもこれも現実的には対応できないものばかりでした。

 

 さて、どうしようか。410ドルも突っ込んでるので、使わないにしても、支出分は回収しないと。

 

 そこで、発想を根本から変えて、対処法を記載した英語サイトを求めたところ、一発で有効な方法を紹介しているサイトが見つかりました。

 

 それが、上記で紹介したオンブズマンサイトです。

 

 Ombudsman’s Office(www.dhs.gov/topic/cis-ombudsman

 

 入力する情報は、当初に提出した書類と同内容のものばかりです。そんなに難しくありませんし、時間もかかりません。

 

 そして、無料です。(これ重要)

 

 時系列をみてもらえれば分かるように、オンブズマンが迅速に動いてくれたおかげで、一気に事態が打開され、流れるように物事が進み始めました。

 

 これほどまでに、状況が変わるとは、驚き以外のなにものでもありません。

 

 同時に、これまでの時間は何だったのか、、という、ある意味、虚しい思いが去来しました。 

まとめ

 オンブズマンは、EAD以外にも、USCISがらみの証明書なら、対応してくれるようですので、困った方はどんどん活用するに限ります。

 

 今回、一連の経験を通じて、米国の公共サービスの不均一性、サービスが平準化されていない実態をあらためて知らされました。居住エリアによって、応対するUSCISの管轄が異なっているのですが、運や不運もあることでしょう。さらに言えば、人による当たりはずれもあることでしょう。

 

 私とは異なり、何としても早期に取得しなければいけない人、早く更新しなければいけない人にとって、オンブズマンは非常に頼りになる存在となるはずです。

 

 皆様が充実した米国生活を送る上で、本ブログが参考になれば幸いです。  

 

 

 

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