駐夫です。
久々の書下ろし記事になります。
年末年始で、日本への一時帰国を予定している、既に一時帰国している海外在住者の皆様も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。食べたいものは食べたいし、行きたい所は行きたい、会いたい人には会いたいですよね。
しかし、極めて時間が限られた日本滞在。結局、できなかったこと満載、買い忘れたものだらけ、さらには親との空気が険悪になり、かえってストレスが溜まり、後悔の思いを抱きながら、飛行機に乗る人もいるかもしれません。子連れだと、なおさら行動に制限が掛からざるを得ないため、別のストレスが生まれることもあります。
そんな皆様のために、米国生活丸2年で、計4回一時帰国した私の経験から、一時帰国を快適に過ごすためのノウハウをお伝えします。たまには、お役立ち情報をということで笑
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チェックリストをつくる
一時帰国が決まると、私はレターサイズの紙1枚を用意し、2回折って、紙を4分割します。「to do」「want to」「to bring」「to buy」と4項目をそれぞれのスペースに分けて、何か思い出した時に、都度書き足しています。
ふと、買いたいもの、食べたいもの、行きたいところが浮かんだ時、忘れないように書き留めています。だいたい、帰国前日ぐらいはそれなりの量になります。そして、帰国中も、常にこの紙を携帯し、チェックリストとして活用します。済んだものは赤ペンで上から線を引き、一目瞭然になります。
レターサイズでも、字の大きさ次第ではありますが、かなりの量が書き込めます。
ただ、一時帰国を重ねる度に、書き込む分量は減ってきているのが現実です。
最も減っているのは、to buy です。だんだん、日本のモノに対するこだわりが薄くなっていきます。これは、日本の食材等々が値段は度外視しても入手が比較的簡単な米東海岸在住だからかもしれません。
国内旅行をするかどうか、決める
上のチェックリストで、私が毎回欠かさず書くのは「温泉」です。温泉といえば、殆どの人は泊りがけの旅行という流れになるのではないでしょうか。
家族水入らずで、あるいは親と一緒に、のんびりお湯につかり、日本人であることを噛み締める瞬間は何物にも代えがたいです。
温泉かどうかともかく、国内旅行を入れると、日取りが少なくとも数日は固まります。その旅行を中心に、いろいろと前後の日程を考えていくと、軸ができて、予定が立てやすくなるでしょう。
実家との距離感は、付かず離れずぐらいがベスト
年々齢を重ねていく親との時間は大切にしたいものです。親孝行もできるときにしておかないと、後悔することにもなりかねません。
とはいえ、親元を離れる時間とほぼ比例して、親との生活リズムやら価値観やらは往々にしてずれていくことが多いのではないでしょうか。
つい気軽に、子どもの面倒を頼みたくもなりますが、育ち盛りの子どもの相手をするのは、自分たち以上に親の方が体力的につらいものです。
双方の実家に泊まり、孫の顔を見せるなどの親孝行をしつつも、お互いストレスが溜まり、せっかくの一時帰国が台無しにならないようには?
地理的、物理的な制限はあるかもしれませんが、時にはホテルに泊まったり、ウィークリーマンション、サービスアパートメントなどを活用すると、時間的なクッションができて、良いでしょう。
食べたいものは何としても食べよう
日本以外のどの国に暮らしていても、やはり恋しくなるのは、長年食してきた日本食でしょう。一時帰国の楽しみの筆頭が、食事という人は少なくないと思います。
オール外食ならば、それこそ、食べたいものを連日食べられます。しかし、実家に泊まるとなると、そうもいきません。
自分の味の好み、好物を知ってくれている親の手料理は、いくつになっても嬉しいものです。親だって、遠路はるばる帰省した我が子をもてなしたいのは当然のことです。
でも、残念ながら限られた日数では、食べられるものも限られます。
そんな時、どうするべきか。
①どうしても食べたいもの、絶対滞在中に食べたいものをリクエストする。
➁食べたい食材を買ってきて、自分で作る。或いは作ってもらう。
③親を誘って、食べたい外食に一緒に行く。
この辺が解決策になりましょうか。
東南アジアの一部国などは別にして、日本のコンビニの素晴らしさを体感できる国は、そうそうありません。なかなか、親には理解されないかもしれませんが、時には、朝昼晩コンビニ食なんて組み合わせも「あり」だと思います。
以上、少しでも一時帰国を快適、ストレスフリーに過ごすための秘策をわずかながらですが披歴してみました。
このネタ、タイムリーですが、他にもまだまだ策はありそうで。また、思いついたら、改訂するか、別稿にしたいと考えています。
それでは、少しでも一時帰国が楽しく、悔いなきものになりますよう。